指示待ち人間では生き残れない

意識改革

西洋占星術では、地の時代から風の時代へ変化していると言われています。これは、今までの価値観が変わることを意味していて、風の時代では個人の生き抜く力がキーポイントになります。

より自由な生き方ができる環境になる反面、己を律する心が必要不可欠となり、自分で物事を決められなければ、取り残されてしまうでしょう。時代の変化に対応するためには、能動的に生きられるか否かにかかっています。

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仕事力が必要な時代に突入

コロナ禍によって半強制的に働き方が変わっています。フリーランスに近いビジネススタイルに移り変わっているので、これまで以上に能動的なアクションが必要なのは言うまでもありません。

仕事力の基本は、個々人が経営者と同等の意識を持ち、現状分析によるプランニングによりPDCAサイクルを回すことです。今からでも遅くありません。指示待ちで仕事をしている人は、少しでも仕事力を身に付けられるようにトレーニングしてください。

セルフマネジメントが必要不可欠

時代の流れの変化によって、時間や場所に縛られずに仕事ができる環境に移行しつつあるため、自律心が必要不可欠な世の中になっています。

また、リモートワークの浸透により、勤務時間や場所の制限が緩和された一方で、自己の裁量で働くことに慣れていない弊害も散見されるようになりました。

なぜなら、人は楽な方向に流される性質なので、ある程度の緊張感がないと仕事のパフォーマンスが低下するからです。しかし逆を言うと、強迫観念に駆られてオーバーワークになる可能性も秘めています。

したがって、これまで指示待ちだった人たちは、こういった環境下でパフォーマンスの低下に陥らないために、セルフマネジメントを身につけなければいけないのです。

仕事は与えられるものではなく見つけるもの

古いタイプの組織論に縛られている人は、上意下達の精神が染み込んでいるため、仕事は指示命令が全てだと思い込んでいます。

産業革命により、社会構造は経営者と労働者に分けられ、仕事を与えられるのは労働者といった固定概念が生まれました。

右に倣えの精神を全否定するつもりはありませんが、自ら考えて行動できなければ、組織の多様性による発展が見込めません。また、個人として成長し生き残ることもままならなくなるでしょう。

仕事を見つけられる能力は、チャンスを手に入れて活かすための必要不可欠な能力です。個人の力が求められる時代では、最低限身につけていなければいけないスキルと言っても過言ではないでしょう。

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指示待ち体質の弊害

指示待ち体質は、組織だけでなく本人にも弊害をもたらします。個人の成長が阻害されるだけでなく、同僚に負担をかけて組織のパフォーマンスを下げる要因にもなるのです。

目的や責任感の欠如が、指示待ちになる原因と言えます。独自の判断や決断ができない思考では、会社生活はおろか私生活にさえ影響を与えてしまうでしょう。

責任感が欠如する

指示されたことだけを「こなす」意識に支配されるために、責任感が薄れるようになります。

それは、全てが受け身の感覚になるため、より良い結果を出す思考が麻痺してしまうからです。

クオリティーの良し悪しにかかわらず、仕事のプロセスを終わらせることが目的となるため、途中経過の報連相が滞り、トラブルを招いてしまいます。

与えられた仕事をこなせばいいというスタンスは、結果として仕事に対する責任感の欠如を招き、組織全体のパフォーマンスを下げてしまうのです。

関連付ける能力の低下

他者からの指示に頼りすぎると、与えられた仕事をユニットとして認識するようになるので、類似する仕事との関連付けができなくなってしまいます。

指示された仕事を終わらせることを第一優先にするため、関連する仕事まで意識が届かなくなるからです。

例えば、仕入れと在庫管理を連動させずに、各々を個別で処理しているのと同じ状態と言えます。

結果として、仕事同士を上手にリンクできないので、いつまでも生産性が悪い状態が続いてしまうのです。

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なぜ指示待ちになるのか

指示待ちに陥る理由は様々ありますが、古い組織論に縛られている人ほど、上司からの指示に従うことが正しいと思い込んでいます。しかし、新入社員ならいざしらず、仕事の大半を指示に頼るようでは、社会人としては半人前です。

失敗したときの逃げ道を確保するために、あえて指示を待ってから動く人もいます。しかし、どのような理由があるにせよ、能動的に動けないのであれば、社会から高い評価は受けられないでしょう。

目的意識が希薄

自分が何をすべきかを理解できていないので、仕事の組み立てができずに指示待ちになってしまいます。

目標を決めずに漫然と仕事をしていて、方向性を見極められないので能動的に動けなくなるのです。

一般的に、目の前の仕事が片付いても、次の仕事を見つけようとしないのがこのタイプの人です。

また、他者に依存する傾向が強い人ほど、目的意識が薄くなるために指示待ちに陥ってしまいます。

能動的になる術がわからない

仕事をより良く改善する手法や、新しいことに挑戦する方法がわからない人も、指示待ちの状態に陥ってしまいます。

このタイプの人は、仕事に対する意欲は十分あるものの、仕事術が身に付いていないため、攻めの一歩を踏み出せません。

カット&トライで一歩ずつ目的に近づく方法ではなく、最善で最短のルートを模索する状態から抜け出せないために、自ら動けなくなってしまうのです。

したがって、地道に試行錯誤する意識が少ない人ほど、いつまでたっても能動的になる術を身につけられないのです。

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指示待ち人間からの脱却

指示に従った行動に慣れてしまうと、自ら考えて結果を出せるようになるまで、相当の時間を要します。能動的な思考に変わるためには、心理的な甘えの排除が必要なので、自ずと乗り越えるハードルが高くなります。

同じ指示待ちであれば、AIの方が短時間で優秀な結果が出せるので、そのうち人間の出番はなくなるでしょう。個性的な仕事で存在感を発揮するには、甘えをなくして自己管理に徹するしか道はありません。

自己管理能力を身につける

指示待ちに慣れている人ほど、自己管理を疎かにしがちなので、先を読んだ行動ができません。

それは、自分の立場と役目を理解していないため、やるべきことが他人ごとになってしまうからです。

自己管理能力を高めるには、自分の立場と役目を認識するために、報連相をきちんと行うべきです。こちらから情報を発信し、相手からアドバイスをもらうようにするだけで、何を相手から望まれているのかがわかるようになります。

立場と役目がなんとなくでも理解できたら、ウィークリーのスケジュールを作り、それを基に行動する癖をつけます。毎日同じ仕事でも、必ず変化はあるはずなので、次の日のスケジュールを前日に確かめて情報を加筆してください。

このルーチンを続けていれば、やるべきことが見えてくるので、自立心が育成されるでしょう。

自分で仕事を見つける 作る

指示された仕事をこなしているだけでは、近い将来 AI に仕事を奪われてしまいます。存在意義を高めるためには、自分で仕事を見つける能力を身に付けることが必須です。

余人をもって代えがたい存在とまではいかなくても、安心して任せられる必要不可欠な人材でなくては、組織では生き残っていけないでしょう。

仕事の生産性を意識して、楽をして効率よく仕事をする視点に立つだけで、やらなければいけないことは自ずと見つけられます。

現状を全て肯定せず、常に物事を懐疑的に見るだけで、改善すべきポイントが浮かび上がってくるので、自分で仕事を作れるようになるのです。

まとめ

人は誰でも楽をしたいと思っています。しかし、他者に依存して楽をするか、自ら楽をするための道を切り開くかによって、その後の人生が大きく変わるでしょう。右に倣えの時代は終焉を迎えているので、能動的かつ個性的に行動ができるか否かが、明暗を分けるポイントになります。

人生は全て自分の選択によって作り上げられています。指示待ちで生きているからと言っても、自分の選択が無くなる訳ではありません。指示を受けてから行動する道を選んでいるので、失敗しても責任は自分にあるのです。パラサイトは宿主が居なくなると終焉を迎えます。よって、個人が活躍できるチャンスを活かすためにも、自活できる能力を身に付けるべきなのです。

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